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博物館に寄せられた質問
このページでは、これまでに博物館に寄せられた質問とその答えを紹介します。たくさん質問を頂いておりますので、すべて掲載することは出来ませんが、少しづつ内容を追加して行きたいと思います。
 
【質問】
マンションのベランダ(4F)に鳥のヒナが舞い込んできて、弱っている。どうすれば良いのか?
近所の公園の木の下にヒナが落ちているが、まだ生きている。どうすれば良いか?
【答え】
残念ながら博物館で生きた鳥を預かることは出来ません。対応としては以下の場合が考えられます。
1) 巣から落ちたものであれば、巣に戻す。
2) 巣立ちビナであれば,木陰など安全と思われる場所に放置する。親が餌をやりに来ます。
3) 飛ぶことのできる成鳥:野外に出す。
4) 弱っていて飛べない成鳥:小さい箱などの暗所に入れて箱全体を暖かく保つ.飛べるようになったら野外に放す。
5) けがをしている鳥:獣医につれていく
(三田の場合は阪神北県民局の環境課(0797-83-3101(総合庁舎代表))で対応してくれます。
 
【質問】
雨の日の後、30cmぐらいの紐のような茶褐色の虫みたいなものを見つけたのですが、なんでしょうか?人体に害はないのでしょうか。
カマキリムシのお尻から針金みたいなムシが出てきたのですが、なんですか?
【答え】
ハリガネムシです。ハリガネムシは、袋形動物門ハリガネムシ綱ハリガネムシ目に属する生物です。大きさは、最大1mにもなるといわれますが、私は見たことがありません。良く渓流で目にするのは20cmぐらいのもので、水生昆虫の観察会などをするとヘビトンボに次ぐ、水辺のアイドル?になります。このハリガネムシは成体では、他の生物に寄生することはないのですが、幼生は一旦、水生昆虫を宿主として寄生し、寄生された水生昆虫を食べた魚や、羽化した水生昆虫が陸上に移動したときに、カマキリムシなどが食べると寄生されます。ですから、カマキリムシのお腹から気色悪いハリガネ状のムシが出てくる事があります。でも、これは食物連鎖の証であって、環境の悪化とかとは無関係の出来事です。もちろん人体に害はありません 。
 
【質問】
庭の掃除をしていたら突然姿をあらわしました。
このカエルは何ですか?
  【写真】 ニホンヒキガエル
【答え】
送っていただいた写真のカエルは『ニホンヒキガエル』です。最近では、どんどん数が少なくなっているカエルの1種です。別名ガマガエルとも言います。産卵は、2月から6月ぐらいまでと、期間が長く、ため池に卵を産みます。鳴き声などは、当館のHP中にもありますので一度聞いて見てください。
 
【質問】
ピンクのバッタが採れたんですが.それと黄色のも.(写真あり)
【答え】
ピンク,黄色とも”クビキリギス”(”クビキリギリス”でなはいので注意)という種類のようです.この種類は普通は緑色型と黄褐色型のどちらかなのですが,ピンクのもよく見つかるようです(伊丹市の昆虫館では年に1,2匹).緑色のものでも口の部分は赤くなります.
ピンクのほうは一枚目の写真では若虫(幼虫)でしたが,二枚目では成虫になってます.無事に脱皮できたようでよかったです.ピンクのはともかく,黄色の話は聞いたことがありません.ただ黄色のほうを,黄色と言いきっていいものかどうか? 写真では明黄褐色という感じです.脱皮したての時は白っぽい明るい色をしていますので,この個体がずっと明るい黄色のままなのか,褐色に近づくのかが問題です.
写真でみたところこっちも若虫のようなので,もう1回は脱皮するはずです.脱皮直前まで黄色かったら,やはり黄色いクビキリギスだと断言して良いと思います.黄色い成虫になったら,比較のため,他の(普通の)褐色型や緑色型と並べて写真を撮っておくと良いと思います.
虫の音worldのサイト↓が参考になります.
http://mushinone.cool.ne.jp/index.htm
http://mushinone.cool.ne.jp/contribution/kirigirisu.htm
の頁にも”ピンクのクリキリギス”が載ってます
http://mushinone.cool.ne.jp/contribution/kubikiri_pink.jpg
 
【質問】
篠山市のあるダムで巨大なコケムシらしきものが見つかった。写真を送るので鑑定して欲しい。その他、生態や特徴などを教えて欲しい。
  【写真】 オオマリコケムシ
【答え】
写真を見る限り、おそらくオオマリコケムシです。このムシは、虫ではなく『触手動物門苔虫綱』に属する生物です。オオマリコケムシは、北米産のもので外来種でして、1970年代に国内に侵入してきたと考えられます(初めて見つかったのは1972年河口湖)。それ以降、急速に全国に広がっており、兵庫県の南部でもあちこちで見かけることが出来ます。ちなみに、水が著しく汚いところには生息できないようです。オオマリコケムシ以外にもコケムシの仲間はいますが、オオマリコケムシでなく、カンテンコケムシだとすれば希少な種です。
 
【質問】
Q1. 木製の鉄道枕木はすべてクリの材が使われていると聞いたが,本当か?
Q2. 三内丸山遺跡などからも出土されるように,クリの木材は腐りにくいといわれているがどうしてか?
【答え】
A1. すべての木製鉄道枕木がクリ材からできているわけではないが,主要材料というのは確かです.クリ以外の日本の樹木ではアオダモ,ヤチダモ,カシワ,カラマツ,シオジ,タブノキ,アキニレなどが使われていたようです.
A2. クリの材は,材が重く,堅く,粘りがあり,水湿に強いのが特徴です.シロアリによる食害や木材腐朽菌による腐敗を押さえるタンニンを多く含むため,腐りにくいものと思われます.クリの材の性質を活かして,船材,湿気の多い浴室や水廻りの建築材として利用されています.
 
【質問】
ホタルはどこで見られるのですか?具体的にはどういったところで、何時ごろですか?
【答え】
三田市内ならほぼすべての川で見られます。大きな川より小川をさがしましょう。まわりに木が生えているところ、草がよく繁っているところ、街灯の光が当たらないところ、を明るいうちにチェックしておいて、見に行ってください。武庫川の支流ならどこでも。内神川とか、青野川とか・・・です。。6月上旬から中旬が見ごろになります。8時前から光りはじめます。活発に飛ぶのは8時半頃です。
ホタルは人里近くに住んでいるので、鑑賞に行く際には、車の違法駐車、ゴミのポイステ、騒音など、近所のかたに迷惑が無いように心がけてください。